アイデアを形にする力

すばらしいアイデアが必ずしも実現するとは限らない。
ほとんどは、忘れ去られたり、お蔵入りになってしまう。

アイデアを考える力とそれを実現する力は、まったくの別物である。

思いついたアイデアを形にするためには、
何を、どのような手順で行えばよいだろうか。

ひらめきを形にするまでの「イノベーション・サイクル」をご紹介する。

イノベーションサイクルは４つの要素からなっている。

１．想像力：存在していないものをイメージする

１つのことにどっぷり浸かる。
じっくり観察することで、少し見ただけではわからないチャンスに気づく。

また、大胆な未来像を思い描く。
境界だと思っているものは、自分で決めているだけである。

自分がどんなビジョンを描けるかで、成し遂げる成果が決まる。

絶対に問題を解決する、というやる気を持つことが大切。

新しいアイデアは、失敗することが圧倒的に多い。
だから、できるだけ早くやってみて、方向性が正しいかを確かめる。

目標に集中しなければ、いつまでたっても達成できない。
目標達成に向けて、優先順位が最も高いものに集中して取り組む。

集中するために必要なことは、そのための時間を捻出することである。

また、フレームを変えるとも大切である。

常識とされていることを疑ってみる。
現在の環境や状況を捉え直す。

そうすることで、ユニークな解決策を生み出す。

粘り強く、ぶれることなく取り組みを続ける。
周りに働きかけて自分のやることを応援してもらう。

ビジョンを周囲にはっきりと伝える。
自分のプロジェクトに周りを巻き込む。

以上が、イノベーション・サイクルの４つの要素である。

思いついただけで放ったらかしのアイデアは、価値がでない。
アイデアを考えただけで終わらせず、どう実現していくかを考えよう。