社員研修のお悩みは

イントランスにお任せ

03-6904-2227

お気軽にお問い合わせください。

営業時間:9:00~17:00  休業日:土、日、祝日

メールでのお問い合わせは24時間受け付けております。

伸び悩む中堅社員を救う! キャリアの壁を突破する研修とは 中堅社員研修で“再成長”を促す実践アプローチ

なぜ今、「中堅社員の伸び悩み」に向き合うべきなのか

中堅社員(一般的に入社5〜15年目、30代前後)から、

「仕事には慣れているはずなのに、成長している実感がない」
「この先のキャリアが見えず、不安を感じている」

といった声を、人事担当者の方から聞く機会が増えています。

中堅社員研修を検討する背景には、こうしたキャリア不安やマネジメントへの戸惑いがあり、放置すれば組織の生産性低下にもつながりかねません。

中堅社員は、現場業務を安定して回せる即戦力であり、後輩育成や業務改善の中心を担う、組織にとって欠かせない存在です。
一方で、若手時代のような分かりやすい成長機会が減り、「次に何を目指せばよいのか」が見えにくくなる時期でもあります。
成果は求められるものの、役割や期待は曖昧なまま。
結果として、仕事のマンネリ化やキャリア不安、マネジメントへの戸惑いを抱えやすくなります。

この伸び悩みを個人の問題として放置してしまうと、挑戦を避ける姿勢が強まり、組織全体の活力や生産性にも影響を及ぼしかねません。
反対に、このタイミングで適切な支援ができれば、中堅社員は再び成長軌道に乗り、現場を支える「要」として力を発揮し始めます。

だからこそ今、人事として考えたいのが、中堅社員の伸び悩みを構造的に捉え、成長を後押しする研修のあり方です。
今回は、その具体的なアプローチを整理していきます。

1.なぜ中堅社員は伸び悩むのか?研修設計で押さえるべき3つの背景

中堅社員の伸び悩みは、本人の努力不足や意欲低下だけで説明できるものではありません。
多くの場合、役割・期待・成長機会の変化が重なり合うことで、本人も自覚しないまま、成長の壁が形成されています。
ここでは、現場でよく見られる3つの背景を整理します。

① 仕事は回せるが、「成長実感」を得にくくなる

中堅社員は、業務経験を積み、一定レベルの成果を安定して出せるようになります。
その結果、日々の仕事で大きな失敗をすることは減り、周囲からも「任せておけば大丈夫」と見られがちです。
一方で、若手時代のような「できなかったことができるようになる」という分かりやすい成長機会は少なくなります。
仕事の難易度は上がっているはずなのに、本人の中では「同じことを繰り返している感覚」になりやすいのです。

この状態が続くと、頑張っても評価が変わらない、手応えが感じられないといった感覚が強まり、仕事への前向きさが徐々に薄れていきます。

② キャリアの選択肢が増え、不透明さが増す

中堅期は、キャリアの分岐点でもあります。専門性を深める道、マネジメントに進む道、横断的な役割を担う道など、選択肢は確実に増えます。
しかし、選択肢が増えることは、必ずしも安心につながるとは限りません。
「どれを選ぶのが正解なのか分からない」「この選択で後戻りできなくなるのではないか」といった不安が生まれやすくなります。

会社から明確なメッセージが示されないまま年次だけが上がると、キャリアを“自分で考える”ことが負担になり、思考停止や現状維持に陥るケースも少なくありません。

③ 期待とプレッシャーが増える一方、学ぶ機会が少ない

中堅社員は、成果を出すことに加え、後輩育成やチームへの貢献も求められる立場です。
しかし、こうした役割は「できて当然」と扱われやすく、体系的に学ぶ機会が用意されていないことも多いのが実情です。
その結果、手探りのまま対応し、「これで合っているのか分からない」という不安を抱えながら仕事を続けることになります。

期待は高いが、支援は少ない。このアンバランスさが、中堅社員の伸び悩みをさらに深刻にしているのです。

2.成果につながる中堅社員研修で、まず押さえたい3つの視点

中堅社員向け研修を企画する際、「何を教えるべきか」という視点から考え始めてしまうことは少なくありません。
マネジメントスキル、コミュニケーション力、問題解決力など、いずれも重要ですが、それらを個別に積み上げても、必ずしも中堅社員の伸び悩みが解消されるとは限りません。
なぜなら、多くの中堅社員がつまずいているのは、スキルの不足ではなく、求められる役割や視点の変化に自分をどう適応させればよいかが見えていない点にあるからです。

ポイント① 「できる人」から「任せる人」への視点転換

中堅社員は、これまで「自分が動いて成果を出す」ことで評価されてきました。
しかし、年次が上がるにつれ、周囲からは「自分以外を通じて成果を出すこと」も期待され始めます。
この役割認識の切り替えができないと、仕事を抱え込みすぎたり、後輩に任せきれなかったりといった状態に陥りがちです。

研修では、「どう教えるか」「どう指示するか」といったノウハウ以前に、今後は成果の出し方そのものが変わるという前提を言語化し、受講者が腹落ちできるようにすることが重要です。

ポイント② キャリアを“考えさせる”のではなく“整理できる”状態をつくる

中堅社員研修でキャリアを扱うと、「考えてみましょう」で終わってしまうケースが見られます。しかし、漠然と考えるだけでは、不安が増すこともあります。
重要なのは、これまでの経験や強み、周囲からの期待を整理し、「今の自分が立っている位置」を可視化することです。

研修を通じて、

  • 何を任されてきたのか
  • どんな場面で価値を発揮してきたのか
  • どこに負荷や違和感を感じているのか

を言語化することで、キャリアは「考えにくいもの」から「整理できるもの」へと変わります。

ポイント③ 組織の視点と自分の視点をつなぐ

中堅社員は、現場と管理職の間に立つ存在です。
そのため、現場感覚だけでなく、組織全体の意図や方向性を理解する視点も求められます。
研修では、「会社は何を期待しているのか」「自分の役割はどこにあるのか」といった問いを扱い、自分の仕事と組織の目的を結びつけることが欠かせません。

この視点を持つことで、仕事は単なる作業ではなくなり、自分なりの判断軸を持って行動できるようになります。

中堅社員研修の本質は、スキルを増やすことではありません。
立場の変化を自覚し、次の役割に踏み出すための「視点のアップデート」を支援することです。
その土台が整ってこそ、個々のスキルは意味を持ち始めるのです。

3.伸び悩みを突破する研修テーマ設計の考え方

中堅社員の伸び悩みを研修で解消しようとする際、ありがちなのが「必要そうなテーマを一通り盛り込む」設計です。
しかし、テーマを増やすほど、受講者にとっては焦点がぼやけ、「結局、何を変えればいいのか分からない」研修になりやすくなります。
中堅社員研修で重要なのは、知識やスキルを幅広く教えることではなく、次の成長段階に進むための“考え方の軸”をつくることです。

テーマ① キャリアを「自分事」として捉え直す

中堅期に入ると、キャリアについて考える機会は減りがちです。
忙しさに追われる中で、「このままでいいのだろうか」という違和感を抱えつつも、深く向き合う時間が取れません。
研修では、将来像を描かせる前に、これまでの経験を丁寧に振り返ることが重要です。
どんな業務を任され、どんな場面で周囲から頼られてきたのか。
その積み重ねを言語化することで、キャリアは「漠然とした不安」から「整理可能なテーマ」へと変わります。

テーマ② マネジメントを「特別な役割」にしない

多くの中堅社員が、マネジメントに対して身構えています。
理由の一つは、「管理職になったら、まったく別の能力が必要になる」と思い込んでいるからです。
研修では、マネジメントを役職の話として扱うのではなく、今の立場でも発揮できる行動に分解していきます。
後輩への関わり方、業務の任せ方、チーム全体を意識した判断など、すでに日常業務の延長線上にある行動として整理することで、心理的なハードルは大きく下がります。

テーマ③ 視座を上げ、「仕事の意味」を捉え直す

中堅社員の仕事は、目の前の業務処理に終始しがちです。
その結果、「なぜこの仕事をしているのか」「どんな価値につながっているのか」を考える機会が減っていきます。
研修では、自部門や組織全体の目的を踏まえ、自分の仕事を俯瞰する視点を取り入れます。
視座が上がることで、判断基準が明確になり、仕事への納得感や主体性も高まります。

伸び悩みを突破する研修テーマは、目新しさで選ぶものではありません。
中堅社員が立場の変化を受け止め、次の役割に踏み出すための“思考の整理”につながるかどうか。
この視点でテーマを設計することが、研修成果を大きく左右します。

4.修効果を高めるための設計ポイント

中堅社員研修の成果は、当日のプログラム内容だけで決まるものではありません。
むしろ重要なのは、研修前後を含めた全体設計です。
同じテーマ・同じ時間の研修であっても、設計の仕方によって、受講者の納得感や行動変容には大きな差が生まれます。
ここでは、研修効果を高めるために人事として押さえておきたい設計ポイントを整理します。

① 中堅社員を一括りにしない

「中堅社員向け研修」と一言で言っても、その状態はさまざまです。
専門性を高めたい人、マネジメントに関心がある人、方向性に迷っている人。
同じ年次でも、課題や関心は大きく異なります。
そのため、研修前に簡単なアンケートやヒアリングを行い、「今、何につまずいているのか」「何に不安を感じているのか」を把握しておくことが重要です。
事前に課題感を共有できているだけで、受講者の研修への向き合い方は大きく変わります。

② インプットよりも内省と対話を重視する

中堅社員研修では、知識やフレームワークを一方的に伝えるだけでは行動につながりにくい傾向があります。
すでに一定の経験を積んでいる中堅社員にとって重要なのは、新しい情報そのものよりも、自分の経験をどう捉え直すかです。
そのため、講義は必要最低限にとどめ、内省ワークや受講者同士の対話の時間を意図的に組み込むことが効果的です。
他者の考えを聞くことで視野が広がり、「自分だけが悩んでいるわけではない」と気づくことも、前向きな変化につながります。

③ 研修後の「次の一歩」を事前に設計する

研修が「学びで終わる」最大の理由は、研修後に何をすればよいかが曖昧なことです。
そこで重要なのが、研修前の段階で「研修後に取ってほしい行動」を具体的に決めておくことです。
たとえば、「後輩との関わり方で一つ試す」「業務の任せ方を見直す」といった小さな行動でも構いません。
行動が具体であるほど、研修内容は現場に持ち帰られやすくなります。

④ 上司・人事の関わり方を明確にする

研修の定着を左右するのは、受講者本人だけではありません。
研修後に上司や人事がどのように関わるかも、成果を大きく左右します。
研修後の1on1で一言振り返る、簡単な共有の場を設けるなど、「必ず思い出す場」を設計しておくことが重要です。
完璧なフォローは不要ですが、放置しない仕組みがあるだけで、行動は続きやすくなります。

研修効果を高める鍵は、特別な工夫ではありません。
誰に、何を、どこまで期待するのかを明確にし、研修前後をつなぐ設計を丁寧に行うことです。
この積み重ねが、中堅社員研修を「やって終わり」にしない最大のポイントです。

5. 中堅社員研修は「個人」と「組織」を同時に強くする

中堅社員研修は、個人のモチベーション向上やスキルアップだけを目的とした施策ではありません。
むしろ本質的な価値は、個人の変化が組織全体の力へと波及していく点にあります。
中堅社員は、現場とマネジメント層をつなぐ位置に立つ存在であり、その行動や意識の変化は、チームや部署全体に大きな影響を与えます。

まず個人の視点で見ると、中堅社員研修は「立ち位置の再確認」の場になります。
これまで積み上げてきた経験や役割を整理し、今後何を期待されているのかを理解することで、仕事への向き合い方が変わります。
漠然とした不安や停滞感が言語化されることで、「何となく頑張る」状態から、「意図を持って行動する」状態へと移行しやすくなります。
この変化は、本人の自信回復や主体性の向上につながります。

次に組織の視点で見ると、中堅社員の変化は現場の動きを確実に変えるということです。
判断の背景を考えながら動く人が増えることで、上司への確認や手戻りが減り、仕事のスピードと質が向上します。
また、後輩への関わり方が変わることで、OJTや育成が属人化しにくくなり、若手の立ち上がりも早くなります。
結果として、管理職は細かなフォローに追われることなく、本来注力すべき意思決定やマネジメントに時間を使えるようになります。

ここで重要なのは、中堅社員研修を「問題対応型」の施策にしないことです。
伸び悩みや停滞を理由に研修を行うと、本人たちが「足りないから集められた」と受け取り、逆効果になることもあります。
そうではなく、次の成長段階に進むための投資として位置づけることが重要です。
このメッセージが明確であるほど、受講者の納得感と前向きさは高まります。

中堅社員の再成長は、短期的な成果だけで測れるものではありません。
しかし、現場の判断力、育成力、連携力といった「行動に現れにくい力」が確実に積み上がっていきます。
中堅社員研修は、個人の可能性を引き出すと同時に、組織の基盤を強くする施策です。
人事としてその価値を捉え、継続的に取り組むことが、成果の出続ける組織づくりにつながります。

6.中堅社員の再成長が、組織の未来をつくる

中堅社員は、現場を支える即戦力であると同時に、組織の雰囲気や仕事の進め方に大きな影響を与える存在です。
その中堅社員が伸び悩み、挑戦を控えるようになると、現場には停滞感が広がり、組織全体の活力も低下していきます。
一方で、このタイミングで適切な支援ができれば、中堅社員は再び成長軌道に乗り、周囲を巻き込みながら成果を生み出す存在へと変わっていきます。

重要なのは、中堅社員の伸び悩みを「本人の問題」として扱わないことです。
役割の変化や期待の高まりに対し、視点を整理し、次の一歩を踏み出す機会が不足しているだけ、というケースも少なくありません。
研修は、その整理と再スタートの場として、大きな意味を持ちます。

中堅社員向け研修は、スキルを詰め込む場ではなく、立ち位置を見直し、これからの役割を前向きに捉え直すための仕組みです。
個人が変わることで、現場の判断力や育成力が高まり、結果として組織全体の生産性や持続力が底上げされていきます。

中堅社員の再成長は、組織の未来そのものです。
人事として、今この層にどんなメッセージと機会を提供するのか。
その選択が、数年後の組織の姿を大きく左右します。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

無料相談・資料請求はこちらから!

    研修に関するご相談、お見積り、各種資料請求はこちらからお願い致します。お問い合わせから3営業日以内にご連絡致します。
    研修名

    お問い合わせ内容をご選択ください
    (複数選択可)*


    貴社名*

    所属部署名*

    氏名*

    電話番号*

    ご住所*

    メールアドレス*

    お問い合わせ内容・備考

    お役立ち研修動画 (1)
    タイトルとURLをコピーしました