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良い質問には考える「切り口」が必要

相手に考えてもらうために大切なのは「質問」である

 

質問のレベルが低ければ、浅くしか考えることができないが、

質問のレベルが高ければ、深く考えることができる。

 

何かを考えようとしたとき、誰もが自問自答する。

深く考えることができない人は、自分に対する質問のレベルが低いといえる。

質問のレベルを変えることで、考える力が高まる。

 

リーダーは、メンバーに「答え」を教えず、
メンバー自身に考えさせて答えを見つけられるように導く必要がある。

リーダーは「良い質問」をする習慣をもつことが必要である。

 

次の質問は、どうだろうか?

「残業を減らすためにはどうすればいいのか?」

 

このように質問をされたメンバーは、

「残業を減らすためには3つのやり方があります。1つ目は…」

というように、明確に答えられるだろうか。

 

問われたメンバーは、
「申し訳ありません、どうすればいいんでしょうね」
と答えるしかないだろう。

「残業を減らすためにはどうすればいいのか?」という問いかけは、

質問という形をとっているものの叱責となってしまっている。

手掛かりがないため、考えるプロセスを誘発できないからである。

 

良い質問には、考えるための手掛かりである「切り口」が必要である


考えるという作業は、

「まとまりのない塊」を分解して、意味のあるように整理することである。

そのため、まず分解するために「切り口」が必要なのである。

先述の質問の「残業を減らすためにはどうすればいいのか?」ではなく、

「営業部門の社員5名が、3ヶ月連続で月に50時間を超える残業をしている。

2ヶ月以内に25時間にまで削減したい。

業務が標準化されていないことと部門内での協力体制が要因だと聞いている。

まず標準化すべき業務は何なのか、そして標準化するためにはどんな手順が必要か、

考えてくれないか」

 

と問いかければ、メンバーは具体的に考えはじめる。

漠然とした問いではなく、「人」「業務」「時間」などの切り口を示すことで、

相手が考えやすくなるのである。

 

リーダーが質問をするときには、

考えるための「切り口」がたくさん含まれた「良い質問」を心掛けたい。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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