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脳に潜む3つの欲求を活用する

人の脳に潜む、本能ともいうべき根源的な欲求は、
「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つであり、
人間の知的な営みの基礎となるものである。

これらの欲求を活かせば、多くの問題を解決できるが、
逆らえば、ものごとが複雑になってしまい、問題の解決が難しくなってしまう。

1.生きたい欲求

生きたい欲求は生存本能であり、人間を含めて多くの生き物に備わっている。
生存本能とは、本来、敵から身を守り、種を維持するためのもの。
動物は、敵に遭遇するとアドレナリンが分泌され、
「戦うか」「逃げるか」を瞬時に判断して行動に移す。

生存本能により、命の危険を回避するのである。
私たちが、他人から批判を受けたときに感情的になってしまうのは、
自己防衛本能が強く働いているからである。
生存本能は、必要不可欠なものではあるが、日常生活の中で過敏に働きすぎると、
衝突が増えてしまう。

人間関係において、感情的になってもよいことはまずない。
もし感情が高ぶってしまったら、「これは本能なんだ」と自らに問いかける。そうすることで、
冷静に対処できるようになる。

2.知りたい欲求

知りたい欲求は大脳が持つ本能といえる。
幼い子供が目に映るものすべてに興味を持ち、それに触れようとする…
言葉がしゃべれるようになると、両親に質問攻めにする…

世の中に便利な物が増えたのは、この知的欲求本能のおかげである。
知りたい欲求とは、何かに強い興味を持つということ。

何かを達成するためには、強い興味を持続させることが大切である。
夢や目標を実現するためには、この本能を最大限に活用するのがよい。

知りたい欲求を効果的に発揮させるためには、
「喜び」や「楽しみ」を見つけること。

「つまらない」「嫌だ」と考えてしまうと、知的欲求への扉が開かない。
どうせやるなら、ものごとの良い面を探してそこに意識を向けよう。

3.仲間になりたい欲求

仲間になりたいという欲求は、帰属本能や共生本能である。
人は孤独に弱い動物。

どんなに健康でお金があっても、一人ぼっちでは生きられない。
いろいろな形での仲間が欲しいのである。
だから、学校、会社、サークルなど、
さまざまなコミュニティを形成して参加するのが、人の習性である。

仲間は、共通するものを共有しているほうが強い絆ができる。
でも、生い立ちや性格、人生観、知識、趣味、特技、生活環境など、さまざまな面で異なっている。

異なる面があっても仲間になれるのは、
お互いに相手を認めて自我を抑制することを知っているからである。

人間関係を円滑にしたいと思ったら、
仲間だと認められるよう動くことが必要であり、
仲間の業績を認めて、賞賛を送ることが大切となる。

生きたい欲求+知りたい欲求で「科学」が芽生え
知りたい欲求+仲間になりたい欲求から「文化」生まれ、
仲間になりたい欲求+生きたい欲求で「宗教」広がったという。

3つの欲求が、人の脳にとって「本能」であることを知り、
メンバーが最高のパフォーマンスが出せる環境づくりに活用していきたい。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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