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切れ者上司が注意すること

最近アメリカの産業界では、できる上司が陥りがちな行動を「ディレールメント」(derailment)と呼び、警告を発している。

「ディレールメント」(derailment)とは、「レールをはずれること」から、キャリアを脱落することを意味する。
幹部候補として期待される優秀な人が、ひとりで空回りをして、自爆してしまうことである。

脱線した人は、「ディレーラー」(derailer)と呼ばれる。

自分の能力に自信のある上司ほど、メンバーを軽視する傾向があり、「自分が何とかしなければ」と焦る。
意のままにならないと腹をたてて、部下に当たり散らしてしまう。

ディレーラーは、自分本位、部下不信、過剰攻撃、責任転嫁などの行動で、メンバーと衝突する。
最終的には、チームが機能不全に陥ることになってしまうのである。

以下のセルフチェックをしてみてほしい。

①自分は非常に仕事ができる人間である
②メンバーに仕事を任せるより自分でやったほうが早いし楽だ
③問題に遭遇しても、自分以上に正しい答えを出せるメンバーはいない
④自分とは異なる意見を人に言われると腹が立つ
⑤いつも自分が思う通りのやり方をメンバーに強制している
⑥任せた仕事を任せきれずに、メンバーに干渉してしまう
⑦職務規定に触れても、少しくらいであれば、自分は許される
⑧自分の仕事の大変さを周囲はもっと評価すべきだ
⑨小さなことでもすぐ腹を立てて、メンバーをどなる
⑩メンバーの失敗やミスを思い出してイライラする

10項目のうち6項目以上に該当するなら、注意したほうが良い。

大切なことは、上司の役割について、今一度しっかり自覚することである。

リーダーとしての上司にとって大切なのは、自分で何でもこなすことではない。
メンバーのモチベーションと能力を引き上げて、チーム全体の総合力を高く維持することが、重要である。

自分が切れ者であると思っている人ほど、この自覚を忘れないようにしたい。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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