導入企業様インタビュー:タカノ株式会社様
タカノ株式会社様では、2021年より、4大未然防止手法を学ぶために研修会を年2回実施し、事業部を跨いだ全社的な品質レベル向上活動を推進されています。
福祉・医療機器やエクステリア関連用品、オフィス用事務用品などのメーカーであるタカノ工業株式会社様では、全部門で不具合を未然に防止できる組織を目指されています。
※本インタビューは、タカノ株式会社TQM推進室 永原様にお聞きしました。
◇研修導入の目的
編集部:イントランスの研修導入前どのような研修(人材育成)をされていましたか。
永原様:基礎的な品質手法については社内で定期的に研修を行っていました。専門的な研修については外部の主催する講座に参加し、小人数で研修を受講していました。
編集部:貴社の組織はどのような課題がありましたか。
永原様:当社は6部門から事業が構成されてしており、部門により品質レベルに差が起きないよう、横断的な品質教育と品質レベルの向上をする事に課題がありました。
◇研修導入のきっかけ
編集部:イントランスの研修の導入のきっかけや理由は何だったのでしょうか。
永原様:当社の目標であります「不良をなくす」を達成する為、活動を推進してきました。さらなる推進には未然防止を強化する必要があると考えていたところ、皆川先生が出版された品質の教科書を知り、4大未然防止手法など体系的な研修も行っている事をお聞きし、経験豊富な先生の研修を是非受講したいと思い、導入することになりました。
◇研修の効果
編集部:実際に研修を実施されてみていかがでしたか。
永原様:講義の前半は経験豊富な事例を踏まえたわかり易い講義をしていただき、後半では実践的なグル ープ演習があります。品質手法の理解度がとても高い研修であると感じました。
編集部:研修で印象に残った場面はありましたか。
永原様:グループ演習では受講者が議論できる場を多く取っていただきました。皆で考えることが重要であることを実際に演習を体験する中で教えていただいたことが印象に残っています。
編集部:研修後の日常業務で受講者に何か変化はありましたか。
永原様:受講者を中心に、未然防止手法の活用がだんだん広がっています。皆川先生が言っていらっしゃる、品質力を向上するために「見える化、みんなで議論、未然防止」を合言葉に、品質のつくりこみをあるべき姿へ改善していこうとする行動の変化が見られます。
編集部:参加された方からはどのような感想がありましたか。
永原様:はじめは難しい手法と感じたが、わかり易い講義と演習をじっくり行うことで、より内容を理解しやすくなったとの意見を多くいただきました。
◇今後の期待
編集部:今後イントランスの研修に期待することはありますか。
永原様:時代のニーズにあった効果的な品質管理手法などの研修を期待しております。
今後ともよろしくお願いいたします。
編集部:今後どのような組織を目指したいですか。
永原様:部門横断的に品質レベルが向上し、全部門で不具合を未然に防止できる組織を目指したいですね。